悪質な盗聴・盗撮の手口とは
盗聴器や盗撮器は、小説や映画のようにどんなところにでも設置できるわけではありません。 以下に設置可能箇所をあげてみました。
置時計
電源を必要とする置時計の偽装品。盗撮器内蔵型は、よく見ると数ミリ程の小さな穴が無意味なところに開いている。
絵画ポスター絵や額の裏側、またポスターの裏
薄いカード型の盗聴器や盗撮器。
ぬいぐるみ
プレゼントとしてもらった物の内部に盗聴器が設置されている可能性もあり。
掛け時計
時計の電池が異常に早く消耗する場合は、盗聴器や盗撮器が内蔵されている可能性がある。
壷・花瓶や観葉植物
壷・花瓶の底や植物の茂みの中に盗聴器を設置。
本棚・タンスなどの家具
家具の上や裏側、引き出しの奥など、盗聴器の設置に利用できる死角が多くある。
ベッド・ソファー・応接セット
これらの下部はのぞきにくいため、盗聴器が設置される。
エアコン
高い位置にあるため音が拾いやすく盗聴器の設置に。また、エアコン利用時期以外ならば送風口に盗撮器を取り付けることも可能である。
玄関ドアの郵便受け
室内に侵入することなく、外から郵便受けのフタに手を入れて盗聴器を設置。
室内灯
ペンダントランプは笠の裏側に盗聴器を設置。また天井との隙間がないシーリングライトの場合は、カバー内側の本体に設置される可能性もあり。
コンセント
コンセントカバーを開けた内部に盗聴器が設置される。また二又ソケットや延長コードの偽装品などは、常に電源を供給されており半永久的に稼動する。
一般電話
電話機本体から接続された電話線の途中に盗聴器が設置される。また、屋外の保安器の中にヒューズ偽装型の盗聴器を設置することができる。
※なお、アナログ方式のコードレス電話は盗聴器を使用しなくても受信されてしまうので注意が必要である。
携帯電話
知り合いの置き忘れた携帯電話。自動着信機能に設定されていれば、外部からその携帯電話に発信して音声を拾うことができる。
テレビ、ラジオ、ビデオ、オーディオ等のＡＶ機器や電子レンジ、冷蔵庫等の大型家電は、ノイズが発生し受信状況が悪いため、基本的に盗聴器や盗撮器の設置には向かない。
※逆にいうと、テレビに横ジマが走ったり、ラジオに雑音が入る場合は、付近で電波（盗聴電波とはかぎらないが…）が出ている証拠である。
